映画やスポーツ中継を見ていると、胸が熱くなるような「ハイライト(名場面)」がありますよね。
ふと自分の人生に目を向けたとき、ふと考え込んでしまうことがあります。 「私の人生のハイライトって、一体いつだったんだろう?」 「もしかして、もう過ぎ去ってしまったのかな……」
若い頃の甘酸っぱい思い出や、がむしゃらに仕事や子育てに打ち込んでいた時期を振り返り、少し寂しい気持ちになることもあるかもしれません。
ですが、心の持ちようと生き方を少し変えるだけで、人生のハイライトは「何度でも上書きできるもの」に変わります。
「今がそのとき」であり、「これからさらに大きなハイライトへ向かって進むべき」である理由を、一緒にお話しさせてください。
人生のハイライトは「ひとつ」じゃなくていい
私たちはつい、人生のピークを「山登りの頂点」のようにひとつだけだと思いみがちです。一番高く登り詰めた瞬間がハイライトで、あとは下っていくだけなのだと。
けれど、本当の人生は山登りというよりも、「いくつもの素晴らしい曲が詰まったアルバム」のようなものではないでしょうか。
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トランペットが華やかに鳴り響くような、若さ弾ける1曲目
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重厚なチェロの音が心を揺さぶる、豊かな経験を重ねた2曲目
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静かだけど深い温もりに満ちた、穏やかな3曲目
それぞれの年代に、それぞれの味わいと「名場面」が存在します。 60代には60代の、今この瞬間にしか奏でられない最高のメロディがあるのです。過去の自分と比べる必要はどこにもありません。
「今がそのとき」と言える理由
東洋哲学に「足るを知る」という言葉があります。 これは決して諦めることではなく、「自分に必要なものは、すでにすべて揃っている」と気づくことです。
若い頃のような焦りや欲を手放し、長年の人生で培ってきた知恵や経験(結晶性知能)を携えて、今日という日をじっくり味わう。 「うっかり」スリッパで出かけてしまった日すら、「私の脳も愛嬌があるな」とクスッと笑い飛ばせるゆとりを持つ。
この静かで豊かな心の境地こそ、若い頃には決して味わえなかった「大人の人生のハイライト」そのものです。
だからこそ、胸を張って言えるのです。 「私の人生のハイライトは、まさに『今』なんだ」と。
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待つのではなく、ワクワクしながら「掴みに進む」
そしてもうひとつ、ワクワクする真実があります。 人生のハイライトは、果報を寝て待つように「向こうからやってくるのを待つもの」ではありません。
カーネル・サンダースが65歳でケンタッキーフライドチキンを創業したように。 グランマ・モーゼスが78歳で初めて絵筆をとったように。
「これ面白そう!」「やってみたい!」という胸のときめきに従って一歩を踏み出した瞬間、脳の神経ネットワーク(ニューロプラスティシティ)は新しいバイパス道路工事を始め、人生の次のステージが動き出します。
今の充実感を存分に味わいながら(今を肯定する)、まだ見ぬ新しい冒険に心を躍らせて自ら進んでいく(掴みに行く)。
この「軽やかな前進」のプロセスそのものが、また次の新しいハイライトを生み出してくれます。
最高のハイライトは、これから何度でもやってくる
「人生のハイライトはいつ?」という問いの答え。
それは、「今が最高であり、明日はもっと面白くなる」という生き方の中にあります。
年齢なんて、ただの背番号のようなもの。 いくつになっても、私たちが好奇心という灯火を消さない限り、人生の名場面は何度でも新しく更新され続けます。
さて、今日はどんな新しい「はじめて」に出会えるでしょうか? 自分の人生という物語の最高の名場面を、今日もワクワクしながら更新していきましょう!